2013年04月19日

母の情熱、憲法を守って 草案作成・ゴードンさんの娘が来日

母の情熱、憲法を守って 草案作成・ゴードンさんの娘が来日 【大阪】

 連合国軍総司令部(GHQ)の一員として日本国憲法の草案作成に携わり、昨年末に89歳で亡くなったベアテ・シロタ・ゴードンさんの長女ニコル・ゴードンさん(58)が来日し、朝日新聞のインタビューに応じた。母が情熱を注いだ男女平等や人権、平和の条項に触れ、「日本の皆さんで大切に守って。こんなに立派な憲法はないのだから」と語った。

           
 ニコルさんは、30日午後に東京都内で開かれるベアテさんの追悼集会などに参加するために来日。4月1日まで滞在し、26日には広島市の原爆資料館を初めて訪れていた。

 母は日本文化をこよなく愛し、棟方志功やオノ・ヨーコなどを米国に紹介した。「祖先も国籍も違うけど、母にとってもっとも『HOME(故郷)』に近い場所が日本。だから私にとっても、とても思い入れがある場所です」

 ベアテさんはオーストリア生まれ。東京音楽学校(のちの東京芸術大)の教授だった父のもと、5歳から15歳までの10年間を日本で過ごした。封建的な社会で自由な結婚すらできない日本の女性たちを見て育った。米国の大学を卒業後、雑誌社での勤務を経て日本の両親の安否を確認しようとGHQに入った。

 「女性が幸せであるのが平和な社会」。そんな思いを込めて母は22歳の時、ワイマール憲法やロシア憲法など各国のあらゆる憲法を本で学び、憲法草案の男女平等条項を書き上げた。

 「社会貢献活動に熱心な母の影響を受けてきました」というニコルさん。弁護士となり、ニューヨーク市の選挙管理を担う公的団体で創立時からの専務理事を務めるなど、社会的な仕事に携わった。

 憲法の施行からまもなく66年。「時代に合わなくなった」「米国の押しつけ」などと日本の政治の世界で改憲が声高に語られる。そんな現状を前にニコルさんは言う。「母たちが書いた草案に対し、当時日本側が出してきたのは時代に逆行する内容の案だった。将来を見据えて草案を書いた母は、仕事に誇りを持っていた。その憲法が日本にどれだけの利益をもたらしたか」

 ベアテさんは日本を離れても常に日本のことを気にかけていたという。ニコルさんが言った。「病の床で声を振り絞りながら母は、平和条項と人権条項は変えるべきではないと語っていた。日本の若い世代の人は母の存在を知っているでしょうか。憲法を知っているでしょうか」

 (宮崎園子)


 【写真説明】

ニコル・ゴードンさん=京都市中京区、高橋一徳撮影

(上)日本国憲法ができたいきさつを話すベアテ・シロタ・ゴードンさん=2008年4月、札幌市

(下)憲法を草案した頃のベアテさん=ドキュメンタリー工房提供

  http://digital.asahi.com/article_search/detail.html?keyword=%C1%F0%B0%C6%BA%EE%C0%AE%A1%A6%A5%B4%A1%BC%A5%C9%A5%F3%A4%B5%A4%F3%A4%CE%CC%BC%A4%AC%CD%E8%C6%FC&searchcategory=2&from=&to=&inf=&sup=&page=1&idx=1&s_idx=1&kijiid=A1001220130330E014-04-001&version=2013041903
  ↑朝日新聞デジタルは有料化しているのに、夕刊地方面はアーカイブ化していないようです。
   有意義な記事なのだから、記事に固有アドレスをつけてアーカイブ化してほしい。
                 
「男女平等」憲法草案作成した母の足跡、娘たどる 密着取材 TV放映/大阪府
  http://anaume101.seesaa.net/article/358720343.html
                       
【国際】GHQスタッフとして日本国憲法の起草に携わったベアテ・シロタ・ゴードンさんが死去
  http://shimasoku.com/kakolog/read/newsplus/1356993292/
      ↑ひどいもんだ。親の心子知らずということか。
posted by 民主主義者 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 憲法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「男女平等」憲法草案作成した母の足跡、娘たどる 密着取材 TV放映/大阪府
Excerpt: 「男女平等」憲法草案作成した母の足跡、娘たどる 密着取材、きょうTV放映/大阪府  日本国憲法の草案づくりに携わった米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさん(昨年末89歳で死亡)の歩みを来日した娘が..
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Tracked: 2013-05-04 15:15