2013年09月11日 大阪 夕刊 夕刊be水曜5面
http://digital.asahi.com/article_search/detail.html?keyword=%A4%DE%A4%C1%A4%CE%CB%E4%C2%A2%CA%B8%B2%BD%BF%CD&searchcategory=2&from=&to=&MN=default&inf=&sup=&page=1&idx=1&s_idx=1&kijiid=A1001220130911E003-03-001&version=2013100904
☆
いわまたかし(45歳)
京都でおいしいものをいっぱい食べたいけど、限られた時間で転戦は大変だ。
そんな悩みにこたえようと、観光と食べ歩き案内を合体させた「グルメタクシー」を考案した。ランチ、スイーツ、手土産となんでもこい。手帳には舌と足で稼いだ800件の店のリスト、記憶だけも合わせると2千件。予算や開店時間、店の家族関係、修業先まで詰め込む。
運転手になったのは偶然だ。大阪の調理師学校を卒業後、仏へ留学。帰国後は京都の大手ホテルのメーンキッチンに勤めた。再渡仏のために稼ごうと、仏語ができる人を募集していたタクシー会社に1993年、入社した。ふと思った。「料理人の人間関係に疲れた。それに、つくるより食べる方が楽しいやん」
出会いも追い風になった。無線で呼ばれて行った宇治市で、乗客に名物の茶団子の説明をすると、「あなた、話がおもしろい」。その客が、日本人のカトリック枢機卿を客として紹介してくれた。枢機卿にも気に入られ、イタリアに呼ばれた。別荘のようなところに招待され、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世と握手した。人脈のわらしべ長者でもある。
いったん別の職についた後、2007年に運転手に復帰。自分に付加価値を付ける手段を探したら、「グルメ」があった。「自分好みの店を紹介するのではなく、乗客に合わせることが大事」。10年に旗揚げしたグルメタクシーの評判は上々で、月の半分以上は予約で埋まる。
味の調査予算は月2万円。足りない時は妻に頭を下げる。糖尿病になったら廃業するのが看護師の妻との約束だ。3カ月に1回、メタボ外来は欠かさない。
■貸し切り乗車OK
ブログ「京都グルメタクシー」も発信している。貸し切り料金は3時間9960円。予約はメール(salut@zms.or.jp)か都大路タクシー(075・621・5060)へ。(中塚久美子)
☆
※朝日新聞デジタルが有料化されたのに
夕刊の連載コラムのアーカイブ化がなくなってしまった。
有料化してサービス悪化してどないするねん!
連載〈まちの埋蔵文化人〉
http://digital.asahi.com/article_search/s_list2.html?keyword=%A1%D2%A4%DE%A4%C1%A4%CE%CB%E4%C2%A2%CA%B8%B2%BD%BF%CD%A1%D3&s_title=%CF%A2%BA%DC%A1%D2%A4%DE%A4%C1%A4%CE%CB%E4%C2%A2%CA%B8%B2%BD%BF%CD%A1%D3&rel=1
☆
ジャパニーズドリームのサクセスストーリーだ。
独立起業のハウツー書や情報商材に出てきそうな事例です。
こんな成功者が増えると日本はもっと面白くなりそうです。
ラベル:埋蔵文化人
【関連する記事】
検索でたまたま見つかり的確な解説感謝申し上げます。
おかげさまで正月も6日まで観光予約が連続していて
ここまで忙しい正月は過去にありません(笑)
全国でいろんなグルメなタクシーが増えてきています。
あとはどれだけお客様に情報を提供できるかですね。
それには「食べること」が大好きでなければならない
前提が必要です。趣味を仕事に結びつけるのは難し
いですが、もし融合できるなら最高の武器になります。
期待に応えられるようこれからもがんばります!
ありがとうございました。
今の時代に必要なアイディアと挑戦精神ですね。
こういった努力が経済や国を元気にさせると思います。
偉そうなこと書いてる私も頭でっかちをやめて
現実の世界で人のためにならなあかんと、
見習わせて頂きます。